サイトマップ
ホーム > ドクターからの声 > たった3ミリのお話 ~経鼻内視鏡のすすめ~
ドクターからの声
  • 池田病院 池田聡
  • 伊藤クリニック 伊藤正祐
  • 静岡赤十字病院 川田和昭
  • 住吉内科・消化器内科クリニック院長 倉持章
  • ちとせ台内科クリニック 松川雅也
  • 出雲中央クリニック 宮脇哲丸

たった3ミリのお話~経鼻内視鏡のすすめ~ 住吉内科・消化器内科クリニック院長 倉持章

私が消化器内科医を目指して、はや20年が経とうとしています。 研修医時代に初めて内視鏡(胃カメラ)に触れたとき、「患者さんにこんなに太いチューブを入れるのか」と思ったものです。たぶん直径15~20mm程度はあったと記憶しています。現在ではその径はかなり細くなり、通常タイプの内視鏡(経口)の直径は9~10mm程度です。私はこのタイプの内視鏡で育ちました。

上級医には、「喉を通すとき、全神経を集中せよ」と教わり、後輩にも同様の指導をしてきました。患者さんにオエッと言われることは、内視鏡医にとっては恥だったわけです。ところが、ある程度技術が付いてきてベテランといわれるようになった今でも、嘔吐反射を起こす患者さんがどうしてもいます。

そんな中、颯爽と登場したのが「経鼻内視鏡」です。最初は、内視鏡をただ細くしただけで、技術に自信がない医師が使う道具だと思っていました。 この経鼻内視鏡がすぐれものであることに気が付いたのは、恥ずかしながら2~3年前のことでした。

経鼻内視鏡の利点は
① 内視鏡スコープの径が細いこと
② スコープが被験者の舌根に触れないこと
の2点に要約できます。

当クリニックで使用している内視鏡の径は5.9mmで、経口用のスコープより約3mm細くなっています。たった3mmですが、内視鏡に熟達した医師なら「たかが3mm」の差を体感しているに違いありません。また、舌根にふれると嘔吐反射が起こることはよく知られていることであり、特に歯磨きの最中にオエッとなりやすい人は、経鼻内視鏡で胃カメラを受けることをお勧めします。

現在は患者さんが医療を選ぶ時代です。ぜひ、自分にあった適切な医療を受けていただきたいと思います。

インデックスに戻る
受診できる医療施設はこちらから検索できます。
  • 「胃がん撲滅に向けて」
  • 「鼻から」の 内視鏡検査拡大中 スポーツジャーナリスト・ タレント 陣内 貴美子さん
  • and-fujifilm.jp